ホテル・商業施設清掃
更新日:2025.11.07

ホテル清掃のコツは? 作業箇所別の手順やコツを徹底解説

「自社でホテルの客室清掃をしているものの、品質が安定しない」「従業員の採用や教育がうまくいかず、清掃に手間取っている」とお悩みの清掃責任者やマネージャー、支配人の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ホテル清掃は、単に部屋をきれいにするだけではなく、ゲストが快適に過ごせる空間を整えるための重要な業務です。清掃が行き届いていなければ、ホテル全体の印象や評価に影響を及ぼしかねません。

そこで本記事では、ホテルの清掃業務における基本的な流れや、バスルーム・ベッドルーム・共有スペースといった箇所別の清掃手順とコツをご紹介します。

<この記事で分かること>

  • ホテル清掃の基本的な流れ
  • 【箇所別】ホテル清掃の手順・コツ
  • ホテル清掃の際に押さえておくべきポイント

ホテル清掃の基本的な流れ

ホテルの客室清掃には、効率と清潔さの両立が求められます。無駄な動きを減らし、限られた時間内で作業を終えるためには、あらかじめ決められた順序に従って進めることが大切です。

以下は、基本的な清掃の流れです。

  1. 清掃する客室と清掃の工程を確認する
  2. チェックアウト済みの客室から順に清掃する
  3. 客室に入る前にノックをして、お客様がいないか最終確認を行う
  4. 入室後、入り口付近から順に備品(スリッパやハンガーなど)を整える
  5. バスルームに入り、換気扇をつける
  6. 使用済みのタオルやリネンを室外に出す
  7. 部屋の窓をすべて開け、換気を行う
  8. ごみを集め、分別して回収する
  9. 新しいタオルやリネンをベッドの上に置く
  10. バスルームを清掃する
  11. ベッドメイキングをする
  12. ベッドルームを清掃する

この流れを守ることで、効率良く清掃を進められます。特にポイントとなるのは、部屋を何度も行き来しなくても済むように、備品整理やごみ回収を移動しながら並行して行うことです。

またホテルでは、2人1組で客室を清掃するケースが多いです。あらかじめ「バスルームの清掃担当」と「ベッドルームの清掃担当」といった役割分担をしておくことで、作業の重複や待機時間を減らせるでしょう。新人スタッフがいる場合は、習熟度に応じてサポート役と主担当を分けておくのもおすすめです。

【箇所別】ホテル清掃の手順・コツ

ホテルは客室や共有部に分けられ、さらに客室もバスルームやベッドルームなどに区分可能です。各箇所で、それぞれ特有の注意点や効率的に進めるためのポイントがあります。ここからは清掃箇所別に、清掃手順とコツをご紹介します。

バスルーム・トイレの清掃手順とコツ

バスルームとトイレは、ホテルの中でも特に清潔さが重視される箇所です。汚れが目立ちやすく、臭いや水垢、髪の毛などが残っているとお客様に不快感を与えてしまうため、丁寧に清掃する必要があります。

以下の手順で進めると、効率的かつ清潔に仕上がるでしょう。

  1. シャワーカーテンの状態を確認し、汚れや髪の毛を取り除く
  2. シャワーカーテンの臭いや汚れが強い場合は、新しいものに交換する
  3. 洗剤とスポンジでバスタブ・壁・床を洗浄する
  4. トイレの清掃をする
  5. シンク・鏡・シャワーヘッド・トイレの外側も拭き上げる
  6. アメニティ(シャンプー・ボディソープなど)を補充する
  7. コップを洗浄し、水滴が残らないように拭き取る
  8. バスルーム・トイレ全体を見渡し、清掃漏れがないかをチェックする
  9. トイレットペーパーの先を三角に折って完了

特に注意したいのは、シャワーカーテンやバスタブの臭いやぬめりです。見た目だけではなく、手で触れてぬめりやざらつきがないかも確認しましょう。2人1組の場合は、ダブルチェックを行うのがおすすめです。

ベッドルームの清掃手順とコツ

ベッドルームは、お客様が長い時間を過ごす空間です。ベッドメイキングはもちろん、家具や備品の拭き掃除、目に見えないごみの除去まで、細やかな作業が求められます。

清掃の基本的な手順は以下の通りです。

  1. ベッドメイキングを行う
  2. テーブルや椅子、冷蔵庫、電話、テレビといった家具・家電の拭き掃除をする
  3. 案内冊子やティッシュなどの位置を整える
  4. 引き出しをすべて開け、中に残置物がないかを確認する
  5. 冷蔵庫内も確認し、汚れや異物があれば清掃・除去する
  6. ポットやカップの拭き取りやお茶の補充をする
  7. ベッドルームの奥から入口に向かって掃除機をかける
  8. 空のごみ箱に新しいビニール袋を装着する
  9. カーテンを閉め、部屋を見渡して最終確認をする

ベッドやソファ周辺は作業中にごみが出やすいため、掃除機は最後にかけるのがおすすめです。またアメニティや備品の配置が微妙に違っている場合は、使用済みの可能性があるため清掃・交換を行いましょう。

ベッドメイキングの手順とコツ

ベッドメイキングは、仕上がりの美しさが問われる作業です。シワやたるみのない整ったベッドは、お客様に清潔な印象を与えられます。

ベッドメイキングの基本の手順は以下の通りです。

  1. 使用済みのシーツをすべて剥がして回収する
  2. マットレスの上にベッドパッドを敷く
  3. ベッドパッドの上にメイキングシーツ(ボックスシーツ)をかける
  4. アッパーシーツをかけて、その上に掛け布団を重ねる
  5. 最後に枕を配置して整える

ベッドメイキングのコツとしては、シーツを大きく広げて中央に起き、上下左右が均等になるようにすることが挙げられます。その際、シーツに汚れや破れがないかもチェックしてください。シワが出ないようにするには、なるべく少ない動きで一気に広げて、張りをもたせるように整えることがポイントです。

共有部の清掃手順とコツ

共有部とは、ホテルの玄関・ロビー・エレベーターホール・エレベーター内・廊下・共有トイレなど、お客様全員が利用する箇所を指します。第一印象に直結する場所でもあるため、常に清潔であることが求められます。

共有部の基本的な清掃手順は以下の通りです。

  1. 目視でごみや汚れを確認し、回収する
  2. 掃除機をかけてほこりや細かなごみを取り除く
  3. 粘着ローラーで髪の毛や取りきれなかったごみを回収する
  4. 最後に全体を見渡し、清掃漏れがないかを確認する

特に髪の毛や小さなごみは見落とされがちなため、粘着ローラーを使った仕上げが有効です。また広範囲を掃除する際には、何度も同じ場所を往復しないよう、動線をあらかじめ決めておくと効率が上がります。例えば、右回り・左回りなど一方向に作業を進めるルールを設けることで、無駄な移動を減らせるでしょう。

ホテル清掃の際に押さえておくべきポイント

ホテル清掃は、限られた時間でいかに効率良く、かつ一定の品質に仕上げられるかが重要です。ここでは、ホテル清掃の際に押さえておくべきポイントをご紹介します。

準備を徹底する

清掃作業の精度とスピードは、準備の段階で決まります。準備不足のまま作業を始めてしまうと、掃除道具・アイテムの不足や手戻りが発生し、効率が悪くなってしまいます。

清掃前には、以下を徹底するようにしましょう。

  • 掃除道具や洗剤を必要な分だけそろえておく
  • 補充が必要なアメニティやリネン類を事前にワゴンへ積み込む
  • 複数人で作業を行う場合は、あらかじめ役割分担をしておく
  • フロア全体や担当する客室の清掃スケジュールを立てておく

優先順位を付ける

すべての箇所を同じようにきれいにしようとすると、どうしても時間が足りなくなってしまいます。そこで、ホテル清掃では作業に優先順位を付けるようにしましょう。

特に優先したいのは、衛生面の管理が求められる場所です。清掃の優先度が高い箇所は以下の通りです。

<上から清掃の優先順位が高い箇所>

  • バスルーム・トイレ
  • ベッドやリネン類
  • 洗面台・鏡
  • 窓やクローゼットなど

このように優先順位を付けることで、時間内に重要な作業を終わらせられます。清掃マニュアルなどにも優先順位を盛り込み、従業員全員で共通認識を持っておくのがよいでしょう。

完璧を目指さない

ホテル清掃には時間の制限があります。限られた時間の中で多くの客室を清掃する必要があるため、すべてを完璧にこなそうとすると逆にミスが増えたり、作業が終わらなくなったりするリスクがあります。そのため、清掃の現場では「完璧を目指すのではなく、重要な作業に集中する」意識が大切です。

あらかじめ作業ごとの重要度を見極め、先述した優先順位に従って清掃を進めるようにしましょう。例えば、以下のような考え方が有効です。

  • トイレやバスルームといった衛生面に直結する箇所は丁寧に
  • 窓や収納棚など、見落としがちな箇所は手短にでも確認をする

チェックリストを作成する

清掃業務の品質を一定に保つためには、チェックリストの作成・導入が効果的です。誰が担当しても同じ水準で清掃が行えるよう、作業内容を明確に定義しましょう。

チェックリストを作成する際のポイントは以下の通りです。

  • 作業箇所ごとに「やるべきこと」を洗い出す
  • チェック形式にして、完了した項目が一目で分かるようにする
  • 新人スタッフでも分かるように、平易かつ具体的な言葉でまとめる
  • 可能であれば、写真付きで理想の状態を共有する

チェックリストは属人化を防ぎ、誰でも同じ手順で作業できる仕組みです。特にスタッフの入れ替わりが多い現場や、複数人で作業を分担する現場では、導入を検討しましょう。

手荒れ対策をする

ホテル清掃では、水回りの作業や洗剤の使用が多いため、従業員の手荒れに注意する必要があります。手荒れは作業効率を下げるだけではなく、従業員満足度や定着率にも影響を与える可能性がゼロではありません。

手荒れ対策として、清掃中はゴム手袋を装着して直接洗剤やごみに触れないようにしたり、ハンドクリーム・保湿剤を清掃ワゴンに常備したりすることが大切です。

プロの清掃会社に依頼するのも一つの方法

ホテルの清掃は、多くの作業工程を伴います。限られた時間の中でバスルームからベッドルーム、共有部までを整えるには、知識や技術、経験が必要です。清掃スタッフがすべての作業を効率的かつ高品質に行うには、時間がかかるかもしれません。「即戦力が欲しい」「安定した清掃品質を保ちたい」という場合には、プロの清掃会社への委託も有効な選択肢です。

ホテルの規模や状況、予算、社内体制によって「自社で清掃すべきか」「外部に任せるべきか」の判断は異なりますが、一定の品質とスピードを求める場合は、プロへの依頼を視野に入れるのもよいでしょう。

株式会社アーネストのホテル清掃

株式会社アーネストでは、これまで1,000社以上に利用された実績のあるホテル清掃サービスを提供しています。具体的には、以下に挙げる作業に対応しています。

  • ベッドメイキング
  • アメニティの補充・整列
  • テレビのチャンネル合わせ、音量設定の調整
  • エアコンの温度調整
  • 備品の点検と整頓

また現場には、作業責任者を配置。責任者は清掃スタッフへの指示出しや進捗確認を行うだけではなく、清掃品質の確認や現場でのトラブル対応も行います。万が一、客室内で忘れ物や貴重品を発見した場合も、清掃スタッフが独断で処理することはなく、フロントへの提出と責任者への報告を徹底しています。ホテルごとのこだわりやルールに寄り添った対応もできるため、ホテル清掃にお困りの場合はお気軽にご相談ください。

まとめ

本記事では、ホテル清掃の基本的な流れや、箇所別の清掃手順・コツなどをご紹介しました。清掃業務は、ホテル全体の評価に直結する重要な業務です。自社で体制を整えることが難しい場合には、プロの清掃会社に依頼するという選択肢を検討してみましょう。

株式会社アーネストでは、ホテルの運営状況やニーズに合わせた柔軟な清掃サービスを提供しています。客室清掃のアウトソーシングをご検討中の方は、お気軽にお問い合わせください。

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