ビル清掃に資格は必要?あると便利な資格などについて解説
ビルの清掃を行う箇所は、エントランスや廊下、トイレなどの共用部分だけでなく、窓ガラスや外壁なども含まれます。
ビルを長期にわたってきれいに保つため、優秀な業者を探そうとするオーナーも多いでしょう。そこでポイントとなるのが、ビル清掃に有利となる資格です。
本記事では、ビル清掃であると便利な資格、ビル清掃職員の担当業務などを紹介します。
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ビル清掃に資格は必要?
ビル清掃は共用部分だけでなく、窓ガラスや外壁といった高所作業や専門作業が必要となることも多いです。そのため、一般的には資格を持っている業者が有利といわれています。
ここでは、ビル清掃に役立つ便利な資格を3つご紹介します。
1. ビルクリーニング技能士
ビル清掃の高いスキルを持っていることを証明する国家資格のひとつが「ビルクリーニング技能士」です。ビルクリーニングに必要な技能を備えていることが証明できる資格であり、1級、2級、3級に分かれています。
学科試験と実技試験とがあり、1級に合格すると現場責任者として働くことも可能です。
清掃作業計画の策定、人員の配置などを行うこともできるため、キャリアアップに最適な資格といえます。もし清掃業界で成功したいと思っているのであれば、ビルクリーニング技能士を取得するとよいでしょう。
ちなみに、外国人技能実習生向けに随時3級、基礎級という級もあります。
2. 建築物環境衛生管理技術者
続いてビル清掃で重宝される資格として、「建築物環境衛生管理技術者」が挙げられます。通称「ビル管理士」とも呼ばれ、特定建築物の環境衛生管理を担当する国家資格です。
延べ面積3,000平方メートル以上の建物を特定建築物といい、オフィスビルはもちろん、デパートや図書館、博物館などを管理する業務も行えます。
特定建築物では、必ず専任の建築物環境衛生管理技術者を置くことが法律で定められています。そのため、この資格を持っているとさまざまな場面で役立つでしょう。
国家資格であることもあり、所有していると高い信頼を得られる資格です。
講習受講と試験の2種類がありますが、講習の場合には5年以上の実務経験、試験の場合にも2年の実務経験が必要となるため、資格を持っていると高いスキルがあると認められるでしょう。
3. 清掃作業監督者
すでに1級ビルクリーニング技能士か建築物環境衛生管理技術者の資格を持っている方が挑戦できる別の資格が「清掃作業監督者」です。
ビル清掃などの建築物清掃業として登録する際には、清掃作業監督者の資格保有者がいなければなりません。清掃作業監督者は実際にビル清掃が行われるときに現場責任者として行動します。
清掃作業の工程管理、作業員への指示などを担当するとともに、自分も作業することがほとんどです。自分の高いスキルを維持することはもちろん、他の作業員を適材適所に配置するマネジメント能力も試されます。
清掃作業監督者の資格保有者が所属する清掃業者は、信頼を得やすいといえるでしょう。
ビル清掃職員の担当業務
ビル清掃と一言にいっても、掃除する場所や清掃方法はさまざまです。
たとえばオフィスビルの場合、エントランスや廊下、階段、トイレなどの共用部分を中心に清掃することになります。掃除機やモップを使って床を掃除したり、ビルの周辺のごみ拾いをしたりすることも少なくありません。
さらに、ビルの外壁や窓ガラスなどもビル清掃の範疇です。高層ビルの窓ガラスの清掃などは危険を伴うため、経験豊富な業者が有利といえるでしょう。
ビル清掃の現場で資格保持者が重宝される理由
顧客側としては、きれいに仕上がることはもちろん、作業時間がなるべく短時間であること、騒音などの配慮があることなどを加味して業者を選ぶことが多いようです。
ビルクリーニング技能士、建築物環境衛生管理技術者、清掃作業監督者といった資格保持者が在籍している業者は、顧客の信頼を得やすくなります。そのため、ビル清掃の現場では資格保持者が重宝されるのです。
資格を取ってビル清掃で業務の幅を広げよう!
ビルクリーニング技能士、建築物環境衛生管理技術者、清掃作業監督者といった資格があれば、ビル清掃の専門的な作業に対応しやすいでしょう。また、ビル清掃の業者にとっては、仕上がりや実績、価格のほか、専門の資格保持者が在籍していることも大きなアピール材料となります。
ぜひ資格を取り、ビル清掃の業務で幅広く活躍できる人材を目指しましょう。
アーネストは、清掃や空調管理に特化した建物管理が得意な会社です。
常にお客様の視点に立って考え、業務を進めています。 この想いに賛同してくださる方なら、現場をお任せできると考えています。ぜひ挑戦して下さい。